ボイストレーニングをしよう
〜素敵な声を手にいれよう〜


歌手や役者をしている人は、アマチュア・プロフェッショナルを問わず、ボイストレーニングを受けます。 特に、その職業を目指している人は、本格的なトレーニングを受けています。 また、近年、日常生活やビジネスでのコミュニケーション手段として声が注目されており、「魅力的な声を出すことによりコミュニケーション能力を高める」という目的のボイストレーニングも行われています。


■ボイストレーニングで歌唱力アップ
プロになりたい人はもちろん、あなたもボイストレーニングをすることによって、歌は、必ず上達します。 自分は歌が下手だ、音痴だと思っている方、トレーニング次第で歌はいくらでもうまくなります。


◆ボイストレーニングの基本

・歌うための基礎体力
正しい発声をするためには、声の出る身体作りが必要です。特に、腹筋や背筋を鍛えましょう。

・姿勢
余分な力や緊張を抜いた正しい姿勢だと、自分のもっともノーマルな声を出せます。

・呼吸
腹式呼吸を習得しましょう。魅力的な声づくりにはまず、呼吸をコントロールする技術が大切です。

・発声
声の大きさ、高さ、速さ、間、音色を調整することによって、豊かな声が出せるようになります。

・発音
自分の発音の癖や、正しい母音の発音の仕方を知ることが大切です。


◆ストレッチ

ボイストレーニングを始めるまえに、体をリラックスさせ、よく響く声を出せるように、ストレッチ行います。
@首を左右、前後に倒す。首を回す。
A首の横の筋肉をよくもみほぐす。
B頬骨の辺りなど、顔をマッサージする。
C自然に立ち、両手を上に広げて、思いっきり伸びをする。
D伸びをする時、思いきり息を吸い込む。筋肉が伸びて、身体全体が空気で満たされる感覚をつかむ。
Eゆっくりと「ハァ〜」と声を出しながら、空気を出す。声は喉から出すのではなく、お腹から空気が出る時に喉を通るから出る、と意識する。
Fその他、気になる関節を回転運動などで慣らす(手首、腰、足首など)。
G@〜Fまでを繰り返す。


◆腹式呼吸の練習

腹式呼吸は、歌を歌う以外にも、いろんな効能があります。 一般的に、女性には「胸式呼吸」が多く、男性には「腹式呼吸」が多いと言われていますが、「腹式呼吸」の方が、精神安定、血圧上昇抑制、脳の活性化などの効果が高いのです。また、脳波がリラックスしたα波やθ波の状態になります。性別に関係なく、「腹式呼吸」を心がけたいものです。

・座って練習
@背もたれのある椅子に、浅く腰かける。
A鼻から一気に大きく息を吸う。この時、肩や胸が上がらないようにする。
Bお腹がふくらむのを感じる。
Cもう吸えない、というところまで吸ったら、軽く息を止める。
D口から、息をゆっくり吐ききる。
Eお腹がへこむのを感じる。
F5秒吸い、5秒止め、10秒吐く、というペースでやってみる。
G毎日、5セット続ける。

・立って練習
座ったままで、うまく腹式呼吸がマスターできたら、今度は、立って、腹式呼吸にトライしてみましょう。
@足の裏をしっかり地面につけ、まっすぐ立つ。
A足を肩幅に開く。
B鼻から息を吸って肺の下の方に空気を入れる。
C吸いきったら、「ハァー」と口からゆっくり息を吐く。


◆早口言葉

アナウンサーや俳優など、人前で話す職業に従事する人が、滑舌を鍛える発声トレーニングに用います。 言葉をきちんと相手に伝えるには、滑舌を良くしておく必要があります。 滑舌については、コミュニケーションスキルの中でも効果の出やすい部分ですので、コツコツ練習しましょう。

以下の早口言葉を練習しましょう。

生麦生米生卵(なまむぎなまごめなまたまご)
東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)
この釘はひきぬきにくい釘だ(このくぎはひきぬきにくいくぎだ)

発音する際は、口を大きく開け、歯を見せることを意識してください。歯が見えない状態での発音は失格です。


◆発声練習

発声練習は口を大きく開けて、腹式呼吸を意識して、お腹から声を出すような感じで行います。大きくゆっくりと、はっきり発音するようにしましょう。 次に、口を少しだけ開けて、発声練習を行います。口を開けないで大きい声を出そうとすると、嫌でも声帯が開くようになります。 大きくはっきりとした響く声を出すためには、この二つの発声練習が必要になります。 練習中に喉が痛くなったり、喉に違和感を感じた時にはトレーニングをすぐに中止しましょう。喉に無理な負担をかけると、喉にポリープができてしまったり、声帯に傷を付けてしまいます。 理想の声作りは、短期間ではできません。焦らずに、じっくりと時間を掛けて練習する事がとても大切です。

・母音の発声法
「あ」…口を自然に丸くあけ、のどを開くようにして発声する。

「い」…下あごを上げ、上の歯と下の歯を近づけ、正面から耳のヨコまで、ほおの筋肉がきちんと上がっていることを意識しながら発音する。

「う」…くちびるをとがらせて、口の両脇の筋肉が前に突き出しているのを意識しながら発声する。

「え」…下の歯の裏側に舌が当たるような感じで長く静かに発声する。

「お」…口をタテ長に開き、鼻の下とあごの筋肉が上下に伸びているのを意識しながら発声する。

・発声練習の練習文
 あ え い う え お あ お
 か け き く け こ か こ
 さ せ し す せ そ さ そ
 た て ち つ て と た と
 な ね に ぬ ね の な の
 は へ ひ ふ へ ほ は ほ
 ま め み む め も ま も
 や え い ゆ え よ や よ
 ら れ り る れ ろ ら ろ
 わ うぇ うぃ う うぇ を わ を

口の動かし方に気をつけて、ゆっくり発音して下さい。


◆肺活量のトレーニング

「あぁーー」「だぁーー」などのひとつの声を、震えないくらいの声で長く出し続けます。震えない声で30秒以上持続して下さい。 1.5〜2リットルの大きなペットボトルを口にくわえて、息を吸ったり吐いたりします。息を吐くことよりは、吸うことに重点を置いて鍛えます。ペットボトルをペシャンコにできるくらいになれば、肺活量はきっと平均値以上になっていることでしょう。 トランペットやトロンボーンなどの金管楽器を練習すると、短期間のうちに肺活量を増やすことができます。


◆舌のトレーニング

大きく口をあけて舌を前に出し、舌先を左右に動かします。 大きく口をあけて、舌先を左右に回転します。 口を大きく開けて、舌を思い切り前後に押したり引いたりします。


■声がいいと人生得をする
人は、自分自身を成長させるために、一生懸命勉強したり、健康のために運動に励んだりします。そして、その努力の結果、いい学校に入り、いい仕事やいい恋愛ができたりしていると思います。 さらに、声や話し方を、工夫すれば、もっともっと魅力的になれます。 人の印象の大部分が 「声」や「話し方」 で決まるといっても過言ではありません。 「声が小さい」「滑舌が悪い」など、声の悩みは人それぞれです。ウイークポイントを知り、あなたらしい「声」を探しましょう。ボイストレーニングで悩みを克服し、素敵な声を、ビジネスやプライベートに活かしましょう。プレゼンなど人前で話す機会の多い方や、営業職、広報職など、人と話す事が多い方には、特におすすめです。

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